京都五山送り火を見に行こう!と張り切ってたけど、当日の予報が雨!
もしかして中止になっちゃう?行った方がいいの?行かない方がいいの?なんて悩んじゃいますよね。
過去に中止になった事例なども見て、どのくらいの雨なら中止にならないのかチェックしておきましょう。
京都五山送り火は雨天でも開かれるの?
京都五山送り火を見に行くのに、天気がちょっと怪しい…なんてショックなことに!
雨天のときは中止になるのか、それとも開かれるのか、見物客としては非常に気になるところですね。
五山の送り火はご先祖様の霊を送る行事なので、よほどのことがない限りは開かれます。
小雨やちょっとした大雨くらいなら問題なく行われるので、よほど天気が悪くなければ大丈夫です。
近年では2014年に道路が冠水するほどの大雨に見舞われた日も、送り火の準備を着々と進めていたくらいですから。
雨の場合は防水シートをかぶせておいたり、燃えやすくする工夫をしたりします。
2014年のときは、いざ夜になってみれば小雨になったラッキーもあって、なんとか予定通りに送り火が行われました。
京都五山送り火は雨天でも絶対に開かれる!という100%の保証はできませんが、95%の保証はできます。
送り火の日に雨の予報になってしまっても、とりあえず現地に行ってみると、たいていは見られるはずです。
レインコートやタオルの用意をしっかりしておいて、現地に臨みましょう。
京都五山送り火が中止や延期になったことはある?
よほどのことがない限りは開かれる五山の送り火ですが、過去に中止や延期になったことはあるんでしょうか?
また、あるとしたらどのくらいの規模の雨で中止になるのかを知っておいて、今年の参考にしておきたいですね。
五山の送り火は、戦時中(1943~45年)以外では、1度しか中止になりませんでした。
戦時中は送り火の文字が敵機の攻撃目標になってしまうので、「灯火管制」という規則で火はつきませんでした。
戦時中以外で中止になったのは、今から50年以上も昔の1963年です。
その日は京都に集中的に激しく雨が降って、火をつける人が身動きがとれないほどの天気でした。
それでも「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居」の4山の5文字はどうにか点火できたのですが、送り火の一番のメインである「大文字」だけはどうしても点火できませんでした。
気合と根性で4文字はつけたものの、あと1個がどうしてもダメだったんですね…。
大文字は翌日に無事に点火されましたが、その日も空模様が怪しかったようで( ゚Д゚)
「このまま予定時間まで待ってたら今日も中止になるぞ!」と意気込んだ結果、予定よりも25分も早くついてしまったそうです。
お客さんからは当然クレーム殺到だったのですが、そこまでしてなんとしても火をつけよう!とする意気込みがすごいですね。
「戦後以降の50年間以上では、大文字だけが1回のみ中止になった」が結論です。
ちなみに、今の時代は灯火の時間が厳しく管理されているそうなので、25分も早くついてしまって見逃した!なんてことはありません。
京都送り火は雨の場合にはどう楽しんだらいい?
もし京都送り火の日が雨の場合、やはり濡れる覚悟で京都送り火を見るしかないんでしょうか?
雨天の予報があらかじめわかってる場合は、レインコートやレインブーツで完全防備してから鑑賞するのがおすすめです。
傘は腕が疲れるし、他の人が送り火を見る視界の妨げになってしまいます。
京都駅ビルなどのレストランを予約して見る方法もありますが、雨の予報は直前期にしかわかりませんよね(>_<)
あらかじめ予約している場合以外では、雨でも頑張って屋外で見るのが一番の方法ではないかと思います。
送り火は晴れてても近くでは1つの文字しか見られないことが多いので、無理して屋内で小さな文字を見るよりも、思い切って外へ出てしまった方が送り火の幻想的な風景を味わえます。
大きなゴミ袋を持って行って、濡れたものはそこにポイポイっと入れておけば他の荷物にも響きませんしね。
解決法になってないかもしれませんが、雨天のときでもかまわず山の近くまで行って見物するのも、また違った趣があります。
(とはいえ、冠水するくらいの雨ならあきらめた方が無難かもしれませんが…)
京都五山送り火は雨で中止になるかどうか
京都五山送り火が中止になったのは、これまでただの1度だけなので、雨が降っていても決行します。
年に一度、ご先祖様をお送りする荘厳な儀式なので、燃やす人たちはみな8月16日に送り火を焚こう!と強い気持ちを持っています。
よほど天気が荒れているとき以外は予定通りに行われるので、中止や延期になることはありません。