台風の前などに頭痛が起きてしまう体質だと、台風の時期に入るのがすごく憂鬱ですよね。
台風の時期の頭痛の原因や家でできる対策を知っておいて、今年からは少しでも楽に過ごせるといいですね。
薬は飲んだ方がいいのか、食べ物で効果的なものはあるのか、すぐに試せる対策をご紹介します。
台風の前に起こる頭痛の原因は何?
台風が来るときに頭痛がしたり、吐き気が起こったりする原因がわかれば、対策も立てやすくなるのではないでしょうか。
頭痛が起こるのは、台風によって気圧が下がるのが原因といわれてます。
飛行機に乗っているときに頭や耳が痛くなったり、耳が聞こえなくなったりすることがありますよね。
こちらも低気圧によって、体の圧力に変化が起こるのが原因です。
頭や体の血管はいつもの気圧に慣れているので、気圧が下がると圧力具合が変わってしまって血流が悪くなります。
脳へ送られる血液量が少なくなると、脳の血管が異常を感じて膨張してしまい、血管の周りにある神経をムギュっと押さえてしまいます。
血管に圧迫された神経群も異常を感じ、「痛いぞ!」と信号を出してしまい、そのせいで頭痛が起きてしまいます。
要は、脳の血管を膨らませないようにするのが大事な対策となるんですね。
血管さんに異常事態を悟られないように、いかに対策をとるかが台風による頭痛の攻略ポイントです。
台風のときの頭痛への対処法はあるの?
台風のときの頭痛への対処法は、いろいろな方法があります。
血管の膨張を抑えるには、痛む場所に凍らせたタオルなどを当てて冷やすのが効果的です。
とくに、こめかみ(眉のはしっこの窪み)の血管を冷やすと効率的に冷えて、血管が収縮しやすくなり、神経に当たらなくなります。
逆に湯船に入ったり、温かい布団で眠ったりするのは頭痛をひどくさせてしまうので、なるべく温めすぎないようにしましょう。
また、テレビやスマホなどの光、音を感じるのも刺激につながってしまうので、なるべく強い光や音をシャットダウンするといいですね。
暗い部屋でじっとするのが一番なのですが、暇すぎてイライラする場合は薄明かりの中で紙の本や漫画を読んで暇つぶししましょう。
頭が痛いときにはつらいかもしれませんが、血行をよくするストレッチもおすすめです。
肩甲骨を回すストレッチなどが血流がよくなるので、無理のないペースでゆっくりと試してみてくださいね。
飛行機の中や高山のように、低気圧のときは酸素量が少なくなるため、深い呼吸を意識して酸素を取り込むのもいい方法です。
台風の前などに起こる頭痛への対処法は、血管を収縮させるために冷やしたり、酸素を送ったりするのが効果的です。
神経を興奮させないのも効果的なので、落ち着いて、静かに過ごす方がいいですね。
台風時の頭痛は薬や食べ物で治せる?
台風のときの頭痛は、痛み止めの薬を飲んだ方がいいんでしょうか?
痛み止めの薬は台風時の血管の膨張による頭痛に効く成分は入ってないのですが、まったく効果がみられないわけではありません。
生理痛もそうなんですけど、「痛みを感じてから飲むのでは遅い!」んです。
ちょっともったいないなーと思っても、「台風来た…そろそろ来そうだな」と思ったタイミングで飲んだ方が効果が出やすくなります。
酔い止めも効果がある場合もありますが、こちらも早めの服用がカギとなります。
ただ、あまりにも頭痛がひどい場合は病院で受診するのも手です。
また、コーヒーや緑茶などカフェインが入ってる飲み物は、血管を収縮させる効果があるので、頭痛が治る可能性があります。
とくにカフェオレなど甘めの飲み物の方が効果が出やすいように思うので、甘いものが苦手でなければこちらの方がいいかもしれません。
逆に苦いのが苦手ならば、カフェインの量は減りますが、ミルクティーやココアなどもおすすめです。
食べ物では、豆腐や味噌などの豆製品、ゴマやアーモンドなどのナッツ類、のりやわかめ、こんぶ、魚類がおすすめです。
これらにはマグネシウムが含まれていて、血管の異常なはたらきをおさえる効果があるので、頭痛をやわらげられます。
食べ物はマグネシウム、飲み物はカフェインが入ってるものを意識してとるようにするといいですね。
台風時の頭痛の原因と対策まとめ
台風が来るたびに厄介な頭痛が起きてしまう原因は、低気圧で血管の動きに異常が起こるからです。
対処法も血管の収縮や呼吸を意識することでできるので、ぜひ試してみてくださいね。
頭痛が少しでも治るよう、できることから少しずつ実践していければと思います。
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