大切な家族がインフルエンザにかかってしまって、看病や他の家族への感染防止などいろいろすることがあって大変ですよね。
看病しているあなたも今が一番大変なときだと思いますが、休めるときにはなるべく体を休めてくださいね。
この記事では、家族がインフルエンザにかかったときにすぐにできる予防方法をまとめています。
ドラッグストアに走ってマスクなどの道具を買ってこなくてはいけないかもしれませんが…基本的には1アクションでできるようなことばかりです。
他の家族もインフルエンザにかからないように、できることから少しずつ始めていきましょう。
家族がインフルエンザにかかったらどうする?
家族がインフルエンザの診断を受けてしまったら、まずはなんといっても自分にうつらないようになんとしても予防したいですね。
家族のインフルエンザをうつさないために家の中でできることは、感染した家族を1つの部屋に隔離することです。(感染者はちょっとさみしいかもですが…)
インフルエンザの家族はいつまで隔離すればいいのかというと、熱が下がってから2日後までです。
インフルエンザウイルスは感染した人のくしゃみや鼻水、咳などでうつるので、なるべく吸い込まないようにするのが大切です。
また、予防接種を受けていない家族がいる場合、大至急予防接種を受けに行った方がいいですね。(感染防止のためにマスクをして病院へ行きましょう)
それから、家族全員がマスクをしてインフルエンザにうつらないようにするのも効果的な方法です。
感染者のくしゃみや咳の中のウイルスを吸い込むことでインフルエンザがうつるので、マスクをした方が予防効果が上がります。
他の家族はもちろん、インフルにかかった家族もマスクをするとより効果が高まります。
家族感染予防にマスクをしていると口の粘膜が乾かなくなるので、インフルエンザウイルスが体の中に入りにくくなります。
マスクには空気中のウイルスが体内に入り込む量が減るのと、のどの粘膜を守る2つの効果があります。
少し苦しくても密封性のあるマスクにすると(立体マスクなど)、よりウイルスが入りにくくなります。(でも苦しいので、どうしても!なとき以外はふつうのマスクの方がいいかもです)
また、同じようにインフルエンザの患者さんが鼻をかんだティッシュからもウイルスが空気中にただようことがあります。
鼻をかんだらビニール袋(できればジップロックがおすすめ)に入れて袋の口を閉じておくと、ウイルスが飛び散りにくくなります。
あるいは、生ごみを入れるゴミ箱のようにふたが閉まるタイプのものが処理が簡単でおすすめです。
インフルエンザにかかった家族からうつらない方法
インフルエンザにかかってしまった家族からうつらない方法をいくつか紹介しますが、基本的には「隔離」と「手洗い」です。
また、インフルエンザにかかった家族がドアノブやタオルなどに触れた場合はうつることがあるので、触ったものをアルコール除菌するのも大切です。
家族がしたくしゃみや鼻水などによって手にウイルスがついて、ウイルスがついた手でドアノブに触るためです。
他の家族がドアノブを触ったときに手にウイルスがついてしまい、その手でパンやお菓子などを食べるとウイルスが口の中に入ってしまいます。
そのため、インフルエンザの人が同じ家にいる場合はうつる可能性が高いので、食事前の手洗いを必ずしましょう。
できればインフルにかかった家族がトイレへ行くたびに、ドアノブにアルコールスプレーを吹きかけておくといいですね。
インフルにかかった家族だけ手洗いや体を拭くタオルも分けておくと、接触感染を防げるのでおすすめです。
とはいえ、インフルエンザウイルスは洗剤に弱いので、使ったタオルやパジャマは普通に洗濯機で他の衣類と一緒に洗っても大丈夫です。
洗濯物の取り扱いについては以下に詳しく書いてあります。↓
インフルエンザの家族の洗濯物は別にする?部屋干しするのはダメ?
インフルエンザの家族感染を防ぐためには、空気中や家具についたウイルスを体内に入れないのが大切です。
ウイルスを防止するには、家族が触ったものをアルコール除菌したり、自分がものを食べる前に手洗いをしたりすることです。
自分の手にウイルスがついて体内に入り込んでしまうと感染するので、なるべくウイルスに触れない・手洗いの徹底をするとうつりにくくなります。
インフルエンザに家族がかかったときの感染予防法は?
インフルエンザの家族感染を予防する方法として、自分の抵抗力を上げるのもおすすめです。
手っ取り早く抵抗力を上げるには、インフルエンザの治療薬として使われているタミフルを健康な家族が服用する方法があります。
健康な家族がタミフルを予防投与することで、たとえインフルエンザウイルスが体に入り込んでしまっても活発に増殖するのをおさえられます。
ただし、タミフルの予防投与は保険がきかないので、金銭的な問題で難しい場合は下のように湿度を上げる方法を試してみるのがいいですね。
インフルエンザウイルスは湿度が高いと早く死ぬので、加湿器などで湿度を上げるのはとても効果的です。
マスクをしてのどの粘膜を守るとともに加湿をすると、空気中のウイルスが減る&体内への侵入数を減らせます(^^)
加湿器がなければ洗濯機に入れたバスタオルや洗濯物を部屋の中に干しておきましょう。(なるべくたくさん入れておくと湿気が上がります)
部屋の湿度を上げて、さらにのど飴をなめたり水分補給したり、自分ののども潤しておきましょう。
のどが潤っている(=口内の湿度が高い)とインフルエンザウイルスが体の中に入り込みにくくなります。
部屋の湿度を上げたり自分ののどをうるおしたりすると、インフルエンザウイルスへの感染予防につながります。
水分補給やのど飴は簡単にできる予防方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
インフルエンザの家族感染を防ぐ方法のまとめ
インフルエンザの家族感染を防ぐ方法は、大きく分けて「隔離」「アルコール除菌」「こまめな手洗い」「加湿」の4つに分けられます。
とくに、感染していない家族のこまめな手洗いや加湿、マスク着用はウイルスをある程度ブロックするので、最低限これだけでもやっておくと効果が出てきます。
ここではいっぱい方法を書いてしまいましたが…ひとつでも「これなら今の私の状況でもできそう!」なのがあれば何よりです。
くれぐれも無理をしないで、看病とご自身の体調を第一に考えてくださいね。